竹芝地区と周辺開発
竹芝地区は、海を中心に発展し、多くの人を惹きつけてきました。今後も竹芝地区と海の関係性は深く、海と共に発展します。2020年には、竹芝地区の中心に位置する大規模複合施設が完成し、変貌を遂げました。現在も浜松町駅周辺、芝浦で再開発が進んでおり、2030年前後で竹芝地区だけでなく、エリア全体が更に大きく変わると期待されます。
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1
東京ポートシティ竹芝
水と緑を感じる国際ビジネス拠点
最先端のテクノロジーを活用した都市型スマートシティの実現により、新たな国際ビジネス拠点の創出を目的とした複合施設。
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2
WATERS takeshiba
文化・芸術を核とした新たなまちづくり
浜離宮恩賜庭園を臨む水辺に誕生した複合施設(オフィス・商業施設・ホテル・劇場等)。干潟や広場、船着場等の豊かな親水空間が整備されている。
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3
浜松町駅西口計画
最先端に進化する世界貿易センタービル
世界貿易センタービルの建替えを中心とした浜松町駅前の複合一体開発で新しい浜松町の街並みが形成される。
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4
芝浦一丁目プロジェクト
東京港を望むツインタワー
オフィス・ホテル・住宅・商業施設等からなる東京湾を望む段階開発のツインタワー。設計は建築家槇文彦氏。
竹芝地区の特徴
海とともにあるまち
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都心でありながら海に面しており、開放的な景観を生かしたオフィスやホテル、東京都立芝商業高等学校、レストランなどが立地しています。また、伊豆諸島小笠原諸島(世界自然遺産)への玄関口として定期船が発着しているため、多くの観光客が行き交い、若者が集まる東京湾納涼船は夏の風物詩となっています。
豊かな緑と暮らすまち
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竹芝には地区内の旧芝離宮恩賜庭園と地区に隣接する浜離宮恩賜庭園の二つの文化財庭園が存在し、都心の貴重な緑の拠点となっています。竹芝では、歴史的・文化的な景観や豊かな緑を生かした美しい景観を実感できる、質の高い業務・商業・居住などの環境を享受することができます。
利便性に優れたまち
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JR山手線に加え、羽田空港とつながるモノレール(浜松町駅)、大江戸線・浅草線(大門駅)、ゆりかもめ(竹芝駅)など、都内各所へのアクセスが容易です。さらに竹芝地区船着場(ウォーターズ竹芝前)が新たに整備され、隣接する日の出ふ頭と共に臨海部への海上・水上交通機能を担います。
今後も進化を続けるまち
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2020年に大規模複合施設が続々と開業するとともに、今後も都市再開発が予定され、デジタルコンテンツ系企業が集積し、舟運の拠点、エンタメ資源、親水空間を有する竹芝エリア。官民連携で最先端テクノロジーを活かしたスマートシティの取り組みを推進し、竹芝エリアをはじめとして、都市生活のウェルビーイングの向上を目指します。
竹芝地区の歴史
江戸時代、現在の旧芝離宮恩賜庭園の地に老中・大久保忠朝が屋敷を構えていましたが、明治時代に皇室が紀州徳川家より土地を買い上げ、芝離宮とします。その後1927年東京市により芝離宮より東側が埋め立てられ、竹芝町が誕生しました。1936年に浜崎町と統合され海岸通一丁目に名称を変えましたが、「竹芝」の名は施設名称などに使われ続けています。
- 1678年
- 老中・大久保忠朝が芝金杉の地を拝領し、屋敷を構える
- 1875年
- 皇室が紀州徳川家より土地を買い上げ、翌年芝離宮とする
- 1924年
- 旧芝離宮恩賜庭園一般公開開始
- 1927年頃
- 芝離宮より東側を埋め立て町名が竹芝町に(貨物線が現在のゆりかもめの位置を走る)
- 1934年
- 竹芝桟橋完成
- 1945年 - 1952年頃
- GHQによる竹芝桟橋、都立工業奨励館等の接収
- 1950年
- 東海汽船株式会社による東京湾納涼船が就航
- 1984年
- 竹芝埠頭地先埋立工事着工
- 1985年
- 汐留・芝浦間の貨物線の営業を終了
- 1991年
- ニューピア竹芝ノースタワー・アジュール竹芝開業
- 1995年
- 貨物線跡地にゆりかもめ開業・竹芝客船ターミナル全ゾーン完成
- ニューピア竹芝サウスタワー・ホテルインターコンチネンタル東京ベイ開業
- 1998年
- 四季劇場開業
- 2014年
- 竹芝地区まちづくり協議会設立
- 2017年
- 一般社団法人 竹芝エリアマネジメント設立
- 2018年
- 一般社団法人竹芝エリアマネジメントが都市再生推進法人港区認定
- 2020年
- 竹芝Marine-Gateway Minato協議会設立
- ウォーターズ竹芝開業(竹芝地区船着場[ウォーターズ竹芝前]・竹芝干潟使用開始)
- 東京ポートシティ竹芝開業
- 浜松町・竹芝・芝浦エリアが「東京ビジネスイベンツ先進エリア」に指定
- 2021年
- DMO芝東京ベイ設立