一般社団法人浜松町芝大門エリアマネジメント(東京都港区)、一般社団法人竹芝エリアマネジメント(東京都港区)、および一般社団法人芝浦エリアマネジメント(東京都港区)は、公益財団法人東京都公園協会と共に夜間開園イベント「時をつむぐ~旧芝離宮の灯り~」を2024年11月2日(土)から4日(月・休)の3日間開催いたします。また、園内謎解き回遊イベント「庭園に住む海の精霊と記憶のかけら」も2024年11月1日(金)から2026年3月末まで実施いたします。
旧芝離宮恩賜庭園は、1924年4月20日に一般公開され、2024年で開園100周年を迎えました。江戸時代初期に作庭され、昭和天皇のご成婚記念として東京市に下賜された後も、江戸時代の大名庭園の面影を残す貴重な文化財庭園です。
本イベントに先立ち、旧芝離宮恩賜庭園の開園100周年という節目を祝うとともに、同庭園の魅力再発信と、次の100年へ向けた「次世代への継承」をテーマに地元小学校への出張授業*を実施。授業では計200名の小学6年生が旧芝離宮恩賜庭園の歴史的価値を学び、庭園管理の技術体験などに取り組みました。イベント会期中に藤棚を彩る提灯には、この授業に参加した生徒たちによる俳句が書かれた短冊が飾られ、芝離宮の秋の夜を彩ります。
1.夜間開園イベント「時をつむぐ~旧芝離宮の灯り~」
~2024年11月2日(土)・3日(日)・4日(月・休)の3日間開催~
■イベントコンセプト
開園時間を延長し、旧芝離宮恩賜庭園の象徴的な景観を幻想的にライトアップします。イベントタイトルには、庭園に息づく長い歴史と、これまで数多くの人々がこの場所に寄せた「想い」「願い」「希望」を、「灯(あか)り」という言葉に込めました。江戸時代から今日に至るまで、時代を超えてこの庭園に集い続けた人々の心が積み重ねられ、その思いが庭園と共に未来へと引き継がれていくことを願い、本イベントを開催いたします。
■夜間園内点灯(日没から20時)
開園時間を延長し、園内の歴史的景観を美しくライトアップ。特に中島や西湖の堤など、庭園の象徴的な場所が幻想的な光に包まれます。来園者には提灯を貸し出し、秋の夜の散策をお楽しみいただけます。※17時以降の開放エリアは、東側は弓道場まで、南側は馬場跡までとなります。
■藤棚の提灯による装飾(9時~20時※点灯は日没から)
近隣小学校の児童が作成した俳句が書かれた短冊を提灯に飾り付け、藤棚を彩ります。地域の子どもたちと庭園の繋がりを感じられる特別な装飾です。
■灯ろう制作ワークショップ(15時~19時30分 最終案内:19時)
各日100名の先着で、期間中に園内を照らすオリジナルの灯ろう絵付け体験ができるワークショップを開催します。参加無料で、小学生以下のお子様でも楽しめる内容です。
・費用:無料(入園料別途)
・参加方法:弓道場入口にて当日受付(先着順)
※展示の関係上、お持ち帰りはできませんのでご注意ください。
※灯ろうはスタッフが小池と園内に展示を行います。
■イベント概要
【イベント名】旧芝離宮恩賜庭園 開園100周年記念
「時をつむぐ~旧芝離宮の灯り~」
【開催日時】 2024年11月2日(土)~4日(月・休)
日没~20時(開園9時、最終入園19時30分) ※荒天中止【開催場所】
旧芝離宮恩賜庭園 (東京都港区海岸1-4-1)
【実施内容】 ●夜間点灯(17時以降部分開園)、藤棚の提灯装飾、フォト スポット設置ほか
●灯ろう制作ワークショップ(参加無料) ほか
<上記他コンテンツ一覧>
≪園内の演出≫
●再生エネルギーによるバンブーオブジェの点灯
・日時:開催期間中の9時~20時(点灯は日没後)
・場所:藤棚周辺
・内容:竹で制作したオブジェを設置します。燃料電池車を用いた再生可能エネルギーの電気を使用して点灯します
ので、環境と次世代エネルギーへの理解を深めながらフォトスポットとしてお楽しみいただけます。
●利休傘フォトスポット
・日時:開催期間中の17時~19時50分
・場所:馬場跡
・内容:赤い利休傘のフォトスポットを設置します。お貸出しする小田原提灯と一緒に記念撮影をお楽しみいただけ
ます。
※その他、最終日の11月4日(月・休)10時~16時、17時~19時50分には、キッチンカーでお団子や飲料等の販売を
行います。
≪ワークショップ≫
●弓道場的貼りワークショップ
・日時:開催期間中の10時~(30分程度)
・場所:弓道場
・内容:旧芝離宮恩賜庭園の弓道場で的貼り業務を行っている職員が、糊や刷毛などの材料や貼り方について
レクチャーを行います。その後、希望する方に実際に的貼りを体験していただきます。
・人数:レクチャー20人、的貼り体験5人 /各日
・費用:無料(入園料別途)
・参加方法:弓道場入口にて当日受付(先着順)
●パネル展示 ※雨天中止
・日時:開催期間中の10時~20時
・場所:弓道場
・内容:ワークショップに関連して旧芝離宮恩賜庭園の歴史や弓道の歴史、射法(しゃほう)八節 (はっせつ)などを
わかりやすく解説するパネル(またはデジタルサイネージ)を設置します。
●江戸(えど)太神楽(だいかぐら) ※雨天中止
・日時:11月4日(月・休) 11時30分~、13時30分~(各回30分程度)
・場所:藤棚広場
・内容:400年程前から受け継がれている伝統芸能「江戸太神楽」の丸一仙(まるいちせん)翁(おう)社中(しゃちゅう)
による公演です。
●小田原の風情あるお土産販売 ※荒天中止
・日時:11月4日(月・休) 10時~16時
・場所:藤棚広場
・内容:当園とゆかりのある小田原市の紹介、ブースと歴史ある小田原(おだわら)鋳物(いもの)などの工芸品、細工
などの販売を行います。
・協力:小田原市地場産業振興協議会、株式会社柏木美術鋳物研究所、株式会社 kinoiro
【入 園 料】 一般:150円 65歳以上:70円 (小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料)
【主 催】 公益財団法人東京都公園協会
【共 催】 一般社団法人浜松町芝大門エリアマネジメント、一般社団法人竹芝エリアマネジメント、
一般社団法人芝浦エリアマネジメント
◇併設企画
■「船」を愉しむ
秋の夜間開園イベント開催期間中の11月2日(土)・3日(日・祝)・4日(月・休)の3日間、「Hi-NODE・竹芝 ベイクルーズ」を運航致します。ガイドが乗船し日の出・竹芝からレインボーブリッジなどの東京港の見所をめぐります。
【イベント名】 秋の夜間開園併催イベント、「Hi-NODE・竹芝 ベイクルーズ」
【開催時期】 2024年11月2日(土)・3日(日)・4日(月・祝)
【販 売】 scheme verge株式会社
【協 力】 一般社団法人芝浦エリアマネジメント
【乗降場所】 Hi-NODE(日の出船着場)、竹芝地区船着場(ウォーターズ竹芝前)
【運航情報】 運航概要は以下のサイトを参照ください。
https://horai.sv/hi-node_takeshiba_baycruise
■文化放送presents「浜祭」 連携シャトルバス
イベント最終日の11月4日(月・休)に、旧芝離宮恩賜庭園と、同日開催の「文化放送presents 浜松町ハーベストフェスタ浜祭2024」会場である増上寺を往復するシャトルバスを運行します。
【運行日】 2024年11月4日(月・休)
【運行時間】(予定)10時~18時の間に1時間に1~2回往復します。詳細は以下をご参考下さい。
https://www.joqr.co.jp/hama_matsuri
【乗降場所】 旧芝離宮恩賜庭園前/増上寺
【乗車人数】 1台/最大62名まで(利用状況により乗車いただけない場合もございます。)
【乗車料金】 無料
2.園内謎解き回遊イベント「庭園に住む海野精霊と記憶のかけら」
~2024年11月1日(金)~2026年3月31日(火)~
■イベントコンセプト
旧芝離宮恩賜庭園開園100周年を記念し、夜間開園イベント「時をつむぐ~旧芝離宮の灯り~」に併せ、庭園内で楽しめる謎解きイベント「庭園に住む海の精霊と記憶のかけら」を開催します。
幅広い年齢層の方々に旧芝離宮恩賜庭園をより親しみ、理解を深めていただくため、お子さまにも楽しめるコンセプトでご用意しました。
ARアプリ「旧芝離宮 Discovery」とLINE公式アカウント「芝東京ベイLINE」を活用し、園内に潜む謎を解き明かしましょう!
■イベント概要
【タイトル】庭園に住む海の精霊と記憶のかけら失われた記憶のかけらを見つけ出せ!
【開催日】2024年11月1日(金)~2026年3月31日(火)
【開催場所】旧芝離宮恩賜庭園 園内(東京都港区海岸1-4-1)
【参加費】無料 別途入園料(一般:150円、65歳以上:70円)
(小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料)
【主 催】公益財団法人東京都公園協会
【共 催】一般社団法人浜松町芝大門エリアマネジメント、一般社団法人竹芝エリアマネジメント、一般社団法人芝浦エリアマネジメント
【企画・制作】株式会社タカラッシュ
※ご参加にあたっては、スマートフォンアプリ「旧芝離宮 Discovery」と LINE公式アカウント「芝東京ベイLINE」が必要になります。
《参考資料》出張授業について
エリアの歴史的資源である旧芝離宮恩賜庭園の100周年という節目を祝い未来に承継するため、エリマネジメント3事業者にて企画を検討。公益財団法人 東京都公園協会と連携し、出張授業を実施しました。
<対象小学校と担当エリアマネジメント>
●港区立御成門小学校 (浜松町芝大門エリアマネジメント)
●港区立芝小学校 (竹芝エリアマネジメント)
2024年9月18日、御成門小学校の小学6年生74名を対象に出張授業を実施。旧芝離宮恩賜庭園の歴史的価値や見どころの紹介に加え、庭園で働く人々の仕事、特に庭師による刈り込みや剪定、雪吊りといった庭園美を保つための技術について説明。また、石畳を美しく配置する「延段(のべだん)パズル」や竹串を使った「雪吊り再現」のワークを通じて庭園管理の技術を体験しました。さらに、庭園の写真を見て、庭園内に巧みに溶け込む人工物や歴史的遺構について考察し、グループで意見交換を行うなど、生徒たちは熱心に取り組んでいました。
●港区立芝浜小学校 (芝浦エリアマネジメント)
2024年7月16日、6年生2クラスを対象に授業を実施、庭園の歴史や文化財である庭園を維持管理しながら守る仕事について説明。庭師の方からどのような気持ちで庭園の手入れを行っているのか伺う貴重な機会になりました。
また10月17日には、課外授業の一環で庭園の見学会を実施。庭園内を歩いて観察することで興味関心も高まり、生徒たちは来園者の傾向や庭園の植物や生き物など多岐にわたった質問がでていました。
《参考資料》
■旧芝離宮恩賜庭園について
東京に残る最も古い大名庭園のひとつ。1678年に老中大久保忠朝が、将軍徳川家綱より拝領した土地に屋敷と「楽寿園」という名の庭を作ったことが始まり。園内の池は当時、海水が流れ込む潮入りの池であった。そのため、周囲を埋め立てられ淡水の池となった今でも「海水取入口」などの名残をとどめる。小田原藩主であった忠朝は藩地の小田原から庭師を呼びよせて作庭、根府川山や中島には根府川石が用いられている。池を囲むように各所に配された石組には一見の価値がある。明治期には宮内庁所管となり洋館が建てられ、外国要人のもてなしの場として利用された。関東大震災の際に建物や樹木が焼失。その後の開発で庭園が毀損されるなど何度も存続の危機にさらされるが、失われた景観を取り戻すべく修復されてきた。現在は国の名勝指定を受けた文化財庭園として公開されている。
URL :https://www.tokyo-park.or.jp/park/kyu-shiba-rikyu/
■一般社団法人浜松町芝大門エリアマネジメントについて
株式会社世界貿易センタービルディング(本社:東京都港区、代表取締役社長:宮﨑親男)と株式会社貿易ビルサービス(本社:東京都港区、代表取締役社長:宮﨑親男)の2社は、浜松町駅西口開発計画のエリアマネジメント活動を推進するため、一般社団法人浜松町芝大門エリアマネジメントを設立した。陸・海・空への交通機関の要衝である浜松町駅を中心とした浜松町芝大門エリアにおいて、町会・企業・商店会等地域の様々なステークホルダーとの連携をもとに、独自の歴史や魅力を活かした未来に向けたまちづくりを推進していく。
■一般社団法人竹芝エリアマネジメントについて
一般社団法人竹芝エリアマネジメントは、東急不動産株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:星野浩明)と鹿島建設株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:天野 裕正)が 2 社共同で開発した東京ポートシティ竹芝におけるエリアマネジメント活動の一環として、株式会社アルベログランデ※1 及び東急不動産株式会社とで設立した竹芝地区のエリアマネジメント活動を行うための一般社団法人。※1 株式会社アルベログランデ:東急不動産株式会社と鹿島建設株式会社が設立した事業会社
URL :https://takeshiba-am.com/
■一般社団法人芝浦エリアマネジメントについて
一般社団法人芝浦エリアマネジメントは、野村不動産株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:松尾 大作)と東日本旅客鉄道株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:喜㔟 陽一)の 2 社が、共同で推進する「芝浦プロジェクト」のエリアマネジメント活動を推進するために設立した。芝浦一丁目地区まちづくり協議会との連携のもと、水辺空間や運河等の地域資源や屋外空間を活用し、地域コミュニティの活性化や防災性の向上に寄与する活動を推進していく。
URL :https://www.shibaura-area.jp/