東急不動産株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:星野 浩明、以下「東急不動産」)、ソフトバンク株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員 兼 CEO:宮川 潤一、以下「ソフトバンク」)、一般社団法人竹芝エリアマネジメント(所在地:東京都港区、代表理事:平地 稔、以下「竹芝エリアマネジメント」)が推進する「Smart City Takeshiba(スマートシティ竹芝)」が、世界最大級のスマートシティ国際イベント「Smart City Expo World Congress 2025」(主催:Fira de Barcelona)において、2011年から毎年開催されている世界で最も革新的な都市・プロジェクトを表彰する “World Smart City Awards”(以下「本アワード」) の“Enabling Technology”部門においてファイナリストに選出されたことをお知らせします。
世界65カ国からの462の応募から、本案件を含む約30件が本アワードのファイナリストとして選出されました。日本における選出事例は数少なく、東京都内での民間主導型プロジェクトは初となります。
■World Smart City Awardsについて
「Smart City Expo World Congress」は、年に一度バルセロナで開催される、世界各国から行政・企業・研究機関が集い、都市をより明るい未来へ導くための複雑な課題に取り組む主要な場であり、昨年は世界130カ国以上から25,000人以上の専門来場者、1,100社以上の出展者、600名以上の講演者などが参加する世界最大の都市イノベーションイベントです。
イベントのなかで毎年開催される本アワードは、世界中の都市をより住みやすく、持続可能かつ経済的に実行可能な先駆的なプロジェクトやアイデア、戦略を表彰する権威ある国際コンペティションです。


■応募の概要
応募主体:東急不動産株式会社
共同事業者:ソフトバンク株式会社、一般社団法人竹芝エリアマネジメント
協力・連携団体:東京都
応募概要:多様なステークホルダーが連携して街づくり活動を進めている竹芝を舞台に、リアルタイムデータを統合するスマートシティプラットフォームを中核に、データを可視化して分析や検討への活用や、エリアサイネージや個人デバイス(LINEなど)において、地域課題である回遊性向上と防災力強化の取り組みを実装している。
■スマートシティ竹芝の取り組み
「World Smart City Awards」のプロジェクト部門には、‟Governance & Economy”や‟Mobility“など6つのカテゴリが設けられており、スマートシティ竹芝は、実践的で再現性のあるテクノロジーや技術ソリューションを評価し、都市課題の解決やサービス改善において実際に成果を上げた技術活用事例を対象とするEnabling Technologiesのカテゴリでファイナリスト4PJに選出されました。
下記の包括的な項目に対して、10年に及ぶエリアマネジメント実績や、回遊性向上や防災などの地域課題解決の施策・取り組みなどを紹介しました。
| 評価基準項目 | 対応する取り組み |
| Innovation革新性 | ビル内、エリア内、オープンデータ等、多様な情報源をスマートシティプラットホーム(都市OS)に統合。「平時回遊性×災害時」をつなぐ仕組みを実装 |
| Relevance妥当性・関連性 | 帰宅困難者約5万人規模の地域で、発災時に災害情報を即時配信可能な環境を構築、防災対応力を高め、滞在したくなる街”のモデルを提示 |
| Impactインパクト | 地域の情報を約3万人に直接届けられる実装済みプラットフォームを活用し、リアルタイムインセンティブ、防災情報によるシームレスな行動変容を促進 |
| Citizen Engagement and Co-creation 市民参加・共創 | ユーザーアンケートを通じてサービス改善を実現するなど、市民・来街者の声を反映したリビングラボ的運営手法の採用 |
| Inclusivity包摂性 | 既存のアプリを活用しダウンロード障壁を排除した防災・回遊サービスを提供。サイネージを活用し、非スマホユーザーにも情報発信。MICE主催者などを介して情報提供も行い、海外からの来訪者等多様な利用者層を包摂 |
| Feasibility実現可能性 | 技術的にも制度的にも検証済みであり、事業フェーズは「社会実装段階」。継続的なエリアマネジメント体制と運営スキームを確立済み。 |
| Replicability 再現性 | 防災や回遊性等、共通の地域課題を持つエリアに再構築可能なスケーラブルモデル |
| Mult-stakeholder Collaboration マルチステークホルダー連携 | 官民連携プラットフォーム内でデータを分析・活用しながら、住民・企業・行政が協働でまちづくりを推進。 |
| Soundness 信頼性 | 竹芝地区での10年以上のエリアマネジメント実績。2020年より東京都のスマート東京先行実施エリアとして採択 |
| Excellence and relevance of achievements データの整合性・証拠性 | 竹芝エリアにおいてサービスとして実装済みであり、2024年度は約4,500人にリアルタイムインセンティブを配信 |



■Smart City Expo World Congress 2025
本アワードが開催される「Smart City Expo World Congress 2025」において、東京都が出展代表を務める「東京パビリオン」に参画し、東京のスマートシティモデルの一つとして、東京の国際的なプレゼンスの向上のためのPRも行って参ります。
イベント名:Smart City Expo World Congress 2025
開催期間:2025年11月4日-6日
主催:Fira de Barcelona
URL:https://www.smartcityexpo.com
Award 2025:https://www.smartcityexpo.com/world-smart-city-awards-finalists/


■「Smart City Takeshiba(スマートシティ竹芝)」について
詳細はこちらをご覧ください。
(https://www.tokyu-land.co.jp/news/2025/001491.html)
